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FXの利息は高いそうですが、どの位なのでしょうか?

FXの取引で発生する利息はスワップポイントと呼称されています。よって、以下はスワップポイントと呼ぶ事にします。

FXで通貨取引を行う場合、必ず何かの通貨を買って、別の何かの通貨を売るという形で取引を行います。例えば、円を売ってフランを買う、ユーロを売ってドルを買う、ポンドを売ってカナダドルを買う、といった具合です。

このようにして売買した二つの通貨の間に金利差があった場合、スワップポイントが発生します。例えば、買った方の通貨の金利を5.00% 、 売った方の通貨の金利を1.00%とすると、 スワップポイントは5.00% - 1.00% = 4.00% になります。 この場合は、4.00%のスワップポイントが得られます。

スワップポイントは、単純に売買した通貨の金利の差で計算されます。金利差が小さいとスワップポイントも小さくなり、金利差が大きいとスワップポイントも大きくなります。

日本円の金利は諸外国のそれと比較すると非常に低く設定されています。そのため、日本円を売って外国の高金利の通貨を買うとスワップポイントが得られます

その時に発生するスワップポイントは日本銀行の金利よりも高くなる場合が数多くあります。

例えば、オーストラリアドルを買って日本円を売った場合、 金利差は4.00%ほどとなり、 1日に¥105ほどのスワップポイントが得られます。 (※2011年12月時点での話であり、その後の情勢に応じて変化する可能性はあります。)

どの通貨を売買するかによってスワップポイントは異なりますが、これ以上のスワップポイントを得る事も可能す。よって、日本銀行の利息とFXのスワップポイントを比較すると、FXのスワップポイントの方が高いと言えます。

ただし、スワップポイントはマイナスにもなることもあります。 先程とは逆に、 買った方の通貨の金利を1.00% 、 売った方の通貨の金利を5.00%とすると、 スワップポイントは 1.00% - 5.00% = -4.00% となります。

マイナスとなっているので、この場合はスワップポイントを支払う事になります。スワップポイントは単純に売買した通貨の金利差ですので、プラスにもマイナスにもなりえるのです。

(なお、スワップポイントのより詳しい説明については、「FXのスワップ金利とは?」の記事にありますので、こちらもあわせてご覧下さい。)

スワップポイントが高くなる通貨の組み合わせは?

FXのスワップポイントは、売買した二つの通貨の金利差であることは説明した通りです。よって、高いスワップポイントを得るためには、金利の低い通貨と金利の高い通貨を選べば良いのです。

それぞれの通貨の金利はそれぞれの国が発表オている政策金利によって決められています。政策金利は数ヶ月ごとに発表ウれるので、その度に変化します。

しかし、政策金利は各国の中央銀行が自国や世界の情勢などを考慮して設定しているので、毎回大幅に変化するという事はあまりありません。そのため、政策金利には国によってある程度の傾向が見られます。

例えば、オーストラリアドルやニュージーランドドルといった通貨の政策金利は高く設定されています。逆に、日本円はゼロ金利政策によって非常に低く設定されています。スイスフランも日本円ほどではありませんが、かなり低めに設定されています。アメリカドルの場合は2008年までは5.00%前後でしたが、そこから徐々に下げられて、2009年から2011年の間は0.25%となっています。

アメリカの政策金利は、サブプライムショックの影響によってこのように変化しています。この状態であれば、オーストラリアドルやニュージーランドドルといった通貨を買って、日本円やアメリカドルを売ると、高いスワップポイントを得る事ができます

さらに高い政策金利を求めるのであれば、オーストラリアドルやニュージーランドドル以上の通貨もあります。トルコリラ、メキシコペメ潤A香港ドル、トルコリラ、南アフリカランド、などです。これらの通貨はマイナー通貨と呼ばれており、高金利であるものが多くあります。

ただし、マイナー通貨は通貨としての信用度に問題があります。アメリカドル、ユーロ、日本円などの通貨と比較すると、マイナー通貨の信用度は大幅に低くなります。

政策金利が高くなっている理由はここにあります。

低金利だと誰もそのような通貨を買ってくれないからこそ、金利を高く設定しているのです。仮に信用不安などの問題が起こったとしても、一時的な下落で済めばまだ良いのですが、最悪の場合は取引が出来なくなる事もあります。

実際に、2008年の金融危機の影響を受けてアイスランドのクローナという通貨は取引停止となっています。そのため、スワップポイントを目的としてこれらの国の通貨を買う事はあまりお勧めできません。

このように、単純にスワップポイントは単純に高ければ良いというものではありません。1つの通貨が取引停止になるような事は滅多にありませんが、それでもそのリスクは考慮しなければなりません。

ではここで、2011年12月時点の私が考える「スワップが高いおすすめの通貨の組み合わせランキング を紹介します。

ランキング 通貨ペア 概算
スワップ
ポイント
コメント
1 AUD/USD ¥100 AUD(オーストラリアドル)とbrgUSD(アメリカドル)の通貨ペアです。 政策金利は円が最も低いのですが、ドルも潤助ェ低いのであまり大差はありません。 現在は円高ドル安の気配があるので、ドルを売るのも有効です。
2 AUD/JPY ¥105 AUD(オーストラリアドル)とJPY(日本円)の通貨ペアです。 JPYの政策金利は最も低いので、得られるスワップポイントは最も大きくなります。 ただし円高には注意が必要です。
3 NZD/USD ¥35 NZD(ニュージーランドドル)とUSD(アメリカドル)の通貨ペアです。 AUDほどではありませんが、NZDの金利も高くなっています。
4 NZD/JPY ¥40 NZD(ニュージーランドドル)とJPY(日本円)の通貨ペアです。 得られるスワップポイントはNZD/USDよりも大きくなります。
5 ZAR/JPY ¥15 ZAR(南アフリカランド)とJPY(日本円)の通貨ペアです。 ZARはマイナー通貨なので基本的に避けるべきです。 しかし、マイナー通貨の中では最もリスクの低い通貨だと思われます。

FXと銀行預金の資金効率

FXと銀行預金は資金効率に違いがあります。

二つのケースを比較して見てみましょう。

銀行預金の場合は次のようになります。

金利が5.00%の銀行があったとします。

その銀行の口座に100万円を預金すれば、それに対して5.00%の利息が付きます。当たり前ですが、これが銀行預金の利息の付き方です。銀行預金で利息を付けるためには100万円の現金を預金する必要があります。

FXの場合は次のようになります。

スワップポイントが5.00%の付く100万円相当の通貨ペアがあったとします。この通貨ペアを所持すると、銀行預金と同じように5.00%のスワップポイントが得られます。しかし、この通貨ペアを所持するために100万円は必要ありません。もっと少ない金額で済むのです。

FX取引を行う場合、最初に資金を証拠金として預け入れることで、最大で証拠金の25倍の金額として取引することができます。これをレバレッジ効果と呼びます。

レバレッジ効果とは、小額の資金を保証金として業者の口座に預け入れることで、より大きな金額の取引が可能となることです。 (レバレッジ効果についてさらに詳しくは、『 FXのレバレッジ効果とは何ですか?』の記事も参考にしてみてください。)

このレバレッジを使えば100万円を用意する必要はありません。

もっと少ない金額、例えば50万円でも取引はできます。

資金効率を考えると、レバレッジの使えるFXの方が優れている事が分かります。銀行預金の場合は、100万円に対して5.00%の利息が付きます。

FXの場合は、50万円に対して5.00%のスワップポイントが付きます。FXのスワップポイントは、預ける金額が少なくて済むという点で銀行預金よりも優れています。

スワップポイントはいつ得られるのですか?

銀行預金などの場合は半年に一回の頻度で利息が振り込まれます。

外貨預金なども数ヶ月〜年単位で預金を行って利息が得られます。

しかし、FXのスワップポイントは、一日単位で発生します。

利息が付くまで待つ必要はなく自由に引き出せます。

そのため、FXのスワップポイントは銀行預金と比べると非常に有利と言えるでしょう。

スワップポイントがあれば簡単に儲かりますか?

スワップポイントのメリットを説明してきましたが、簡単にまとめると以下の点になります。

  • 銀行の利息よりも高い
  • レバレッジを利用できるので資金効率が良い
  • 1日単位で発生する

このようにスワップポイントには様々なメリットがあり、これらが利益につながる事は事実です。しかし、単純にスワップポイントだけを追い求めれば儲かるというものでもありません。なぜなら、FXは為替レートの変動によって損益が生じるためです。

高いスワップポイントが得られる通貨ペアの1つとして、オーストラリアドル/日本円があります。この通貨ペアの為替レートの1日で得られるスワップポイントは¥105ほどです。そして、1日の変動幅は大きく動いておよそ±¥10,000 ほどです。

銀行の利息よりスワップポイントの方が大きいのですが、為替レートの変動で発生する損益はさらに大きいのです。そのため、スワップポイントで100円の利益を得られても、為替レートの変動で1000円の損失となる可能性はあります。

スワップポイントをコツコツ貯めるのも一つの手段です。 1日105円を1年分貯めれば、 ¥105×365日 = ¥38,325になります。 銀行預金でこれだけの利息が付くことはまずあり得ません。

しかし、1年間で為替レートがどのように変動するのかは分かりません。

為替レートの変動によって、スワップポイント以上の損が出てしまう可能性もあります。スワップポイントは確実に利益となるのですが、合計で損をしてしまっては元も子もありません。

損の話ばかりしていますが、もちろん利益が出る可能性もあります。貯めたスワップポイントに上乗せして、為替レートが有利に動けばさらに儲かります。しかし、どちらにしてもそう簡単に儲かると言いきれるものではありません。

FX取引と銀行預金

単純に利息だけを考えれば銀行預金よりもFXの方が勝ります。だからと言って、預金をするくらいならFXをした方が良いとは言えません。

銀行預金は基本的に元金が保証されています。

仮に銀行が破綻しても、預金保護(ペイオフ)の制度によって1000万円を上限に預金者の資金は保護されます。銀行預金は利息こそ低いのですが、このような元本保証の制度が強みです。

一方、FXのスワップポイントは銀行預金の利息とは比べものにならない高い利回りです。その上、1日単位で発生するので好きな時に自由に決済できます。さらに、レバレッジの制度もあるので資金効率が良い事も魅力的です。

しかし、FXは預金ではなく投資ですので、銀行預金と違って元金は保証されていません。為替レートは日々変化しているので、それによって損益が発生します。つまり、利益が出る可能性もありますが、その逆に損失が出る可能性もあります。

2008年のサブプライムショックでは損をした人間が大勢いました。プロのトレーダーでも莫大な損失を出し、資金のある投資ファンドでも場合によっては倒産したほどです。数多くの個人投資家も同じように大きな損失を出しました。

例えば、高金利通貨のオーストラリアドルやニュージーランドドルといった通貨は大きく下落しました。2008年から2009年のオーストラリアドル/日本円の為替レートは、105円から55円へ50円ほど下落しています。

FXの売買は(大体)1万通貨からの取引ですので、この場合の損失は -50円×1万通貨 = -50万円 の損失となります。ここまで損が大きくなる前に決済していればもっと浅い傷で済みますが、どちらにしても損失は出てしまうでしょう。

この背景には「100年に一度の不況」や「歴史的な円高」などの要因がありました。このような事態が重なって起こる事は日常的にはありませんが、それでもいつ何が起こるか分からないのが投資の怖さです。

その逆に上昇していた時もあります。

2000年から2008年のオーストラリアドル/日本円の為替レートは、55円から105円へ50円ほど上昇しています。この場合は、先程とは逆に50万円の利益が生じており、加えてスワップポイントも得られています。

このように、スワップポイントを得ながら為替レートでも得をするというのが理想的ですが、現実にはそう簡単に上手く行くという保証はどこにもありません。繰り返しになりますが、FXは利益が出る可能性もありますが、その逆に損失が出る可能性もあるという事を頭に入れておかなければなりません。

これらを理解したうえでFX取引をしたいと思ったのであれば、必ず守らなければならない事があります。それは、生活に必要な資金は必ず確保しておく、という事です。そのような資金は、元本が保証されている銀行口座に預け入れておきましょう。無くなると困るようなお金は投資に回すべきではありません。

FXなどの投資に使う資金は、当面は使う浴薯閧フないお金を充てるべきです。投資は生活費やローンなどの返済金、将来のための預金などを除いた余剰資金で行いましょう。


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