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FXの通貨は何を選べば良いですか? 

FX取引会社を選んだら、いよいよ取引開始です。そこで、取引する通貨を選ぶことになります。ところで、FX取引で交換される2国間の通貨の組合せのことを「通貨ペア」といいます。

FX取引で「通貨を選ぶ」とは、この「通貨ペアを選ぶ」ということになります。

さて、通貨ペア選びですが、まずは、どのような方法で取引するかを決めましょう。FX取引の利益獲得方法には大きく2つの方法があります。

為替差益を得る方法と通貨ペア

1つめは、価格の高い通貨を売却して価格の低い通貨を購入し、将来、購入した通貨の価格が上昇したときに売却して利益を獲得する方法です。つまり、為替差益を得る方法です。FX取引で真っ先に思い浮かぶ利益の獲得方法ではないでしょうか。

2012年1月時点で、日本円は対米ドルで76円台、対ユーロでは97円台まで円高が進行しています。こうした状況下では、円で米ドルやユーロ、豪ドルなど、ほかの外貨を購入し、将来、円安方向に動くのを待つ、という取引を考える人も多いでしょう。

為替差益を得る方法について、具体例で確認しましょう。

例えば、現在の為替が1ドル=80円だと仮定します。

このとき、1万ドル購入するときに必要な日本円は80万円となります。数ヵ月後に円安ドル高が進み1ドル=100円の時点で手持ちのドルを売却すると、得られる日本円は100万円となり、20万円の利益となります(ただし、税金などを除く)。こうして、為替差益を得ることができました。

金利差を利用して利益を得る方法と通貨ペア

FX取引の利益獲得方法の2つめは、金利差(スワップ金利またはスワップポイント)を利用して利益を得る方法です。

(スワップ金利について詳しくはこちら ⇒ FXのスワップ 金利とは?

ここで、高金利通貨の代表として豪ドルを例に挙げ、日本円と取引した場合を想定してみます。

2012年1月時点で、日本の政策金利は0.1%であるのに対し、豪ドルの政策金利は4.25%です。このとき、日本円を借り入れ、豪ドルを購入すると、両国の金利差は、 4.25% − 0.10% = 4.15% なので、豪ドルを持っていると、4.15%のスワップ金利を得ることができるわけです。

ちなみに、スワップ金利は通貨間の金利差が大きいほど高くなり、その通貨ペアを保有しているだけで獲得できます。また、下の表は、FX取引業者で扱っている代表的な通貨ペアのスワップ金利を比較したものです(2012年1月現在)。

《 FX取引業者間のスワップ金利比較(単位:円/1万通貨) 》
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 豪ドル/円
外為どっとコム ▲1 1 ▲1 1 ▲11 11 ▲90 90
サイバーエージェント ▲3 2 ▲3 2 ▲13 12 ▲101 100
GMOクリック証券 ▲3 2 ▲5 3 ▲14 12 ▲96 93
外為オンライン ▲8 3 ▲8 3 ▲21 16 ▲96 91
DMM.com証券 ▲1 1 ▲1 1 ▲5 5 ▲82 82
FXブロードネット ▲8 2 ▲11 3 ▲26 15 ▲97 92
ひまわり証券 ▲5 2 ▲8 3 ▲18 13 ▲99 94
外為ジャパン ▲11 1 ▲17 1 ▲21 7 ▲112 82

(各社ホームページなどを基に筆者作成)

上の表をみると、どの業者も高金利国通貨である豪ドルを購入する通貨ペアのスワップ金利が高く設定されている一方、米ドル/円、ユーロ/円のスワップ金利は比較的低めの設定です。

ただ、負担のスワップ金利がほかの通貨ペアより高いので、豪ドルで日本円を購入した場合は注意が必要となります。

コスト面から通貨ペアを検討しよう!

さて、ここまでは収益面を中心に述べてきました。今度はコスト面に注目しましょう。今回は、FX取引で発生するコストの代表として、スプレッドを確認します。

例えば、あるFX取引業者の米ドル/円の通貨ペアの為替レートが以下のように表示されていたとします。

米ドル/円 76.945 76.950

FX取引業者のホームページなどをみると、このように、売りと買いの2つのレートが表示されています。この買値と売値の差額をスプレッドといいます。

上の例の場合、0.005円(= 76.950 - 76.945)がスプレッドです。そして、このスプレッドが取引業者の収入となる訳です。つまり、実質上の手数料といえるでしょう。

また、スプレッドは業者によって異なることから、業者選びの判断材料として使用されることが多いのですが、通貨ペア選びにも利用できますスプレッド(手数料)が安いペアであればあるほど、収益も大きくなりますからね。(また、逆もしかりです。)

判定!通貨ペアを選ぶ!

以上を踏まえ、比較サイトなどでよく見掛ける主要通貨を使い、実際に通貨ペア選びを試してみました。いろいろな方法が考えられますが、今回は、単純に金利の高い通貨をスワップ金利獲得に適した通貨、それ以外を為替差益獲得に適した通貨としてグループ分けを行います。

判定に使用する金利として、政策金利を使います。政策金利が1.00%を超える通貨を高金利通貨としてスワップ金利を狙う通貨、1.00%以下の通貨を低金利通貨として為替差益を狙う通貨として分けました。

もちろん、1.00%まで高金利通貨に含めてもよいでしょう。こうした基準の設定は世界経済の状況などによっても変化すると思います。グループ分けが完了したら、スプレッドを確認しましょう。値の小さい通貨ペアを選びます。

以上の判定結果を下の表にまとめました。あくまでも、筆者の独断による参考例の1つとして認識してください。

対象通貨 政策金利(%) 為替差益向け OR
スワップ金利向け
円とのペアの
スプレッド(銭)
判定
米ドル 0.25 為替差益 0.5
スイスフラン 0.25 為替差益 2.7 ×
英ポンド 0.5 為替差益 1.5
ユーロ 1 為替差益 0.9
カナダドル 1 為替差益 2.7 ×
NZドル 2.5 スワップ金利 2
豪ドル 4.25 スワップ金利 1.4
南アフリカランド 5.5 スワップ金利 3

(スプレッドは「DMM.com証券」のスプレッドを使用)

今回は、為替差益得を狙うグループでは米ドル/円スワップ金利を狙うグループでは豪ドル/円を選択するという結果となりました。

今回の判定では、それぞれのグループで単純にスプレッドの小さい通貨を上位としました。もちろん、この結果は、方法によって異なってくるでしょう。例えば、為替差益を狙うグループで、金利についても考慮して判定すれば、カナダドルは上位にくると思います。

通貨ペアの多い取引業者は?

ところで、FX取引業者は何種類くらいの通貨ペアを扱っているのでしょうか?通貨ペアの多い業者を下の表にまとめました。参考にしてください(2012年1月現在)。

《 通貨ペアの多い主要FX会社 》
FX会社 通貨ペア
サクソバンクFX証券 約150
IGマーケッツ証券 69
ひろせ通商 50
ひまわり証券 30
FXトレードフィナンシャル 28
FXブロードネット 24
外為オンライン 24
外為ジャパン 15

(各社ホームページなどを基に筆者作成)

通貨ペアの多い業者の代表として、約150種類とケタ違いのペア数を誇るサクソバンクや69種類のIGマーケッツ証券があげられます。サクソバンクFX証券の通貨ペアの一部を抜粋して表にまとめてみました。

通貨ペアの例
通貨ペア 日本語表示
AUD/CAD豪ドル/カナダドル
AUD/HUF豪ドル/ハンガリーフォリント
AUD/EUR豪ドル/ユーロ
EUR/GBPユーロ/英ポンド
EUR/ AUDユーロ/豪ドル
EUR/HUFユーロ/ハンガリーフォリント
GBP/EUR英ポンド/ユーロ
HKD/JPY香港ドル/円
USD/JPY米ドル/円
USD/MXN米ドル/メキシコペソ
ZAR/JPY南アフリカランド/円

(サクソバンクFX証券ホームページを基に筆者作成)

主要通貨のペアはもちろん、香港ドル/円、南アフリカランド/円、ユーロ/ハンガリーフォリント、米ドル/メキシコペソ…など、取り揃えている種類はかなり多彩です。また、日本円を使用しない通貨ペアもあることにお気付きでしょうか?

FX取引では、こうした日本円を使わない取引も可能です。FX取引に慣れてきたら、試してみるのもよいでしょう。


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